私のお願い… 人が死ぬということ
新しい人生を歩もうと思う
他の誰かを見て、羨んでみても、しょうがない!
自分の人生は、自分でなければ生きられないもんなぁ…
買い物の帰り道、可愛いカップルの二人乗りを見つけた。
彼女が横座りで後ろに乗っている
「あぁ~、可愛いなぁ~♡」
わたしも何回かは経験してるが、もう遠い彼方の話(笑)
しかし、これから、自分の好きなことができる今を、楽しんでみようかと思った!
健康でいる今、動かなければ!
昨夜は連休明けの夜勤で、他の病棟から転棟してきていたガン末期のおじいちゃんがいた。
日勤から申し送りでは、話は出来ると聞いた。
自分の目で確かめに、初の対面である…
うん? 何か様子がおかしい!
名前を読んでも、返事をしてくれない…
ボッーと、空ろである。痛覚反応で意識レベルを測る
痛みには、苦痛表情が見られた
が、やはり、良い状態ではないのがわかる。
バイタル(一般状態)を、測定する!
体温を測ると、39℃越えており、血圧も測定不可
触診ではかると、最高血圧が60mmhg脈圧も弱い
やや、咽頭の辺りでゴロゴロと何かが留まっている音がする
吸引をかけると、食物残渣物が、かなりの量で回収された。この吸引にも、拒否反応がないので、あきらかなレベルが低下している
すぐ、当直ドクターに連絡をし、診察してもらう
「あー、うん、もうアカンかな…」と、ボソリ
カルテで、延命処置はしないと家族との話し合いの記録があったので、最低限の処置を…
家族に、急変の電話をする
直ぐに、病院に来てくれた!家族みんなが来ていた!
良いおじいちゃんだったのだろう、孫ちゃんたちも、ベッドの横でずっと見守っている
ただ、ひとつ、なんやこいつと!と思う男性が、その患者の娘さんの旦那が、急に現れ、「どういう状態なんだ?」と、「内科のドクターをしてるものですが…」と、威圧的に話してきた
当直ドクター(派遣できている)に聞いても、今まで見たこともない患者さんのことを詰め寄られても、返答に困惑しているのが、よくわかる
というか、ドクターなら、状況をみたら、わかるだろう!と、呆れ返った
それも、最期の時に顔を見にきただけなのに、偉そうにするんじゃないと、後から、みんなでお怒りモード
結局、急変から、約5時間後には、帰らぬ人となってしまった、が、みんなに見守られて、最期を迎えられたことは、幸せだったんではなかろうか?
私の中では、このように、家族が揃って、最期の時を見てもらえることが理想なんです
どのように、人が死ぬかをわかってもらったら、命を大切に生きてくれると思うのですよ!
最期の時は、いつになるか、わからないけども、最期の時期が近いなら、最後に会って話をしてあげておいて欲しいですね