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体によくない物質が!これは、どう考える?


海外では健康への影響が指摘されていた、体によくない物質・「アクリルアミド」について、今年、平成28年4月に、食品安全委員会が「人における健康影響は明確ではないが、懸念がないとは言えない」と評価したのですが、さて、その意味とは? 気になったので、調べてみたナースウーマンです。


①アクリルアミドとは?
120℃以上の高温加熱により、アミノ酸の一種であるアスパラギンと果糖・ブドウ糖などの還元糖がメイラード反応を起こし、その過程で生成する。動物実験等から発がん物質と判断され、各国で低減対策がとられている。


焼く・炒める・揚げるなどの高温調理で発生するアクリルアミド。国際がん研究機関によって「おそらく人に対し発がん性がある」と認められ、世界的に摂取量を減らす取り組みが行われています。


「影響は明確ではないが、体に必要なものではないので、できるだけ減らしてください」と内閣府食品安全委員会が説明をしてます。


それでは、日本人の推定平均摂取量(体重1㎏当たり)は1日0.24マイクログラムで、海外のEUの0.4〜1.9マイクログラム、オーストラリア・ニュージーランドの1〜4マイクログラムなど海外の数値と比べても多くはないのです。


このアクリルアミドの摂取の減らしかたですが、日本人が何から摂取しているかというと…


最も多いのが高温調理した野菜(炒めたもやし、フライドポテト、炒めた玉ねぎなど)で56%を占めます。つまり、家庭の調理でも発生しているものなのです。


そこで調理を工夫すれば低減できるのです。


まず、下準備の工夫を❗

いも類や野菜類は、煮る・茹でる・蒸すなど水を使った調理に置き換えること。そして、炒める・揚げるなど高温調理する場合は、加熱時間を短くしたり、加熱温度を下げ、焦がさないように調理することを心掛けてください。